出張

彼は、あの方法で結果としての数字を出した。ただし、思うのであるが、これは彼だからこそ出来たことではないか。私には合わないような気がする。このやり方でいくと黒幕だけが、太る。つまり儲かることにならないか。今一つ、自分としては釈然としない。
その疑問点を明らかにするための出張である。

今回の出張にはノートは三冊持っていこう。
 
大事なことを記録しようにも、紙がありませんではお話にならない。今回のセミナー参加は万に一つの失敗も許されない。自分にとって非常に貴重なものである。パソコンはサブのマシンを持っていくべきであろうか。それともメインのマシンを持っていくべきであろうか。往復の交通手段は新幹線をしようするべきか。飛行機を使用するべきか。宿泊先は会場近くのホテルを予約した。価格やグレードはどうでも良い。会場近くのホテルであることが重要なのである。

久々に気合の入った出張になりそうである。

ちなみに出張に何を着て行こうかで悩んだので、実際に鏡の前で服を合わせて着て、見てみた。それで思ったのであるが、見てくれは加齢とともに必ず劣化する。時間が経てば経つほど、今以上に悪くなる。

今よりよくなることは絶対にない。

若い時の写真を見ると、今よりもスッキリした顔をしている。やはり歳を取ったのであろうか。
気が付かないうちに、こんな歳になってしまった。

自分の事は、よく分からないのであるが、親戚の子供の成長を見ると時間の流れが良く分かる。

最近は、顔全体の筋肉が弛みがちで、ほうれい線が出ている。毛穴も開いているようである。おまけに頭髪も薄くなってきた。歳をとるとはこういうことなのか。果たして私はいくつで死ぬのであろうか。ちなみに子孫はまだ残していない。繁殖をしないで朽ちる生命体のようである。私は。

こういう生き物は生命体としては失格なのだろう。牛でも馬でも、犬でも繁殖、交尾は本能として備えている。

若い時間を無駄に過ごしたようである。